お前がいないと生きていけない、
お前がいないとダメだ、という言葉は
十中八九、愛の言葉じゃない。
俺がどうなるかはお前次第だよ、
俺がここで踏ん張れるかどうかはお前にかかってるんだよ、
すなわちお前の責任になるんだよ。
俺が頑張れなかったら、お前が俺から離れたからだよ
(だからターゲットのままでいろ)。
・・・ということになる。
お前がいないと生きていけない、ダメだという人間はそもそも
誰がいようと生きていけないしダメな人間。
それほどお前を愛してるってことだよ!という意味じゃない。
こういう人間は、離れたら離れたで脅迫してくる。
お前が離れたせいで俺はボロボロだ。
ああ、この人はこんなに自分のことを
必要としてくれているんだわ!と考えるのは、
その人がそう考えたいからっていう以外にない。
自己愛性人格障害者みたいな他力本願で他人依存思考が強い人
なんていうのはただ、とにかく攻撃相手を逃したくないから
そう言っているだけで、
それにホイホイ乗っかかるのは
そのターゲットそのものもだいぶ補正がかかっちゃっている
ということ。
だいたいが、お前がいないとダメだとか言っている時点で
本当にそう思っているならターゲットに辛い思いをさせようなんて
まず思わない。
だって、ターゲットが逃げたいと思うのは自分のせいだってわかっている
マトモな人間なら、そんなことは言わないはずだ。
そんなことを言うくらいならまず、ターゲットがつらくて逃げたい、苦しいと
思わせないようにするのがマトモな人間なのだから。
けどターゲットはその沼に見事にはまる。なぜなら愛を欲しているから。
それくらい言ってくれる人を欲しているから。
結局ほだされちゃう。