モラハラ夫は、気に入らないことがあると
すぐこちらを無視していた。
なかには無視されるのが辛いという人がいたけど、
私の場合は無視されたほうがよかった。
けれど、無視されるということはいずれ爆発する
時間がくる。それだけが嫌だった。
無視だけだったなら、いちいち傷つかずに済んだ。
なぜなら、その間はモラハラ夫と接することなく、
自分の時間が持てたから。
モラハラ夫が平常運転の時は、いちいちこちらの部屋に来て、
朝まで過ごすこともあった。朝まで騒ぐので、
本当に面倒くさいし、こっちが寝れない。
だから無視されていたほうが楽だった。
ずっと無視されていて辛い、というのは
自分だったら自分のための時間に使えるから
いいと思ったのだけど、それは人それぞれ。
自分にとっては攻撃のほうがとにかく面倒くさい。
自己愛性人格障害者にとっては
無視は他人をコントロールするためのものだと
言われているけど、
コントロールされようがされまいが
モラ夫はそのあと怒る。
だって無視している時点で、モラ夫にとっては
「不愉快である」感情をあらわにしているんだから、
不愉快にさせた時点でターゲットに罰が必要
なんだから。
無視していることで、相手が傷ついているなんて
思ってもいないし、傷ついているなら万々歳。
だって傷つけるためにやっているんだから。
けれどああいう人達からすると、傷つけたいけど
「そんなことで傷つくなんて、
もっと反省してほしいくらいだ、
まだ足りない、無視されるくらいにならないと
気づかないなんておかしい、非常識だ」とも思ってる。
「無視しないで」ってパートナーが言ったら、
無視は確実に増えると思う。
ああ、無視はこいつにとって有効な手段なんだな、って
判断するから。