打算的な意味合いしか持たないことを
前記事で書いたけれど、
とにかくプレゼントというのはコントロールするための
手段。
だから自己愛性人格障害者からの
プレゼントを断ればそういうコントロールをされないんじゃ?
という結論を出す人もいる。
自己愛性人格障害者にとってコントロールされないと理由が
「プレゼント」にあるなら、もう全部断ってしまえばいいのでは?
ということ。
けれどそれはあんまり意味がない。
そもそも夫婦とか交際相手でわざわざプレゼントを断る
名分がない場合もあるし、
もちろん、夫婦とか交際相手関係ではなくて、
芸能人とファンとかの関係だったら
そういうことができるかもしれないけど。
そのファンでさえ、プレゼントを贈っている時点で
「自分たちはもう付き合っているも同然」とか
考えていることも多いから、
断った時点で逆上してファンからアンチに変わることだってある。
プレゼントを丁重に断ろうがはっきり断ろうがそれは一緒。
なんでプレゼントを断っただけでキレるのか?
というと、プレゼントを理由にして相手をコントロールしたいから。
そのコントロールしたい!という気持ちはハンパじゃなくて、
プレゼントを断られることっていうのは
「いや、あなたの思い通りにはなりませんよ?」
とターゲットが自分に対して反抗的になっているとか
そういう風に捉えちゃう。
相手はただただ、贈り物を断っているだけなのに。
だから、プレゼントはなるべく受け取らないようにしましょう・・・
というサイトの情報を鵜呑みにして断っても、
結局「なんで受け取らないんだ」って怒り出す一因にもなるし、
受け取ったら受け取ったで「こんなに贈りものをしたのに、
自分の言う通りにしないなんて腹立たしい、裏切りだ!」
と騒いだりする。
自己愛性人格障害者は相手の想いなんて何も考えては
いないから、自分がプレゼントをしたらそれがどんな内容だろうが
喜んで受け取ってくれる(受け取らなくては)と
思っている。
受け取るのが当たり前だって。
そこには、相手が断る権利なんか一切ないっていうふうに
思えるくらいに。
結局自己満足の道具でしかないってこと。