モラハラ夫は、他人に合わせるのがストレスに感じる人だった。
どれくらいストレスかというと、
自分の知らない話題が出てくるとすぐ不機嫌になるか、
まるでその話を聞いていないか、くらいの感じで話をそらしてた。
相手が興味のあることから、
話を膨らませようとしない。
他人に興味がないとかそういうレベルでもなく、
その話に興味がないというレベルの話でもなかった。
そういう話をし始めたときは不機嫌になって、
「いや、それよく知らないから。」
といろんな人がいる前で。
ターゲットには、そういう合わせるようなことをしない。
自分がバカにしている友達にもそういう態度をとっていた。
よく親しくない人とか、自分にとって明らかに目上の立場に
なる人にはヘコヘコして、
しっかり合わせようとしていた。
むしろ過剰な具合に。あれが反動形成みたいな
ものなのかな、ということも感じていた。
「嫌いなのに、憎いのに、いちいちヘコヘコしたくない相手なのに、
それでもその反動でヘコヘコする」みたいな。
それ以外の時は、とにかく相手に合わせたくない。
そのくせ、自分の話題に合わせないとこれまた不機嫌になる。
ターゲットである自分も大変だったけど、
付き合いのある人も大変なんだろうなと思いながら見ていた。