罪悪感がない人たちをけして侮ってはいけない。
罪悪感は、人のよくない行動を
自分でたしなめるための感情。
理性、抑制。行動をモラルに沿ってセーブする力。
モラ夫は、それを持ち合わせていなかった。
モラルには人一倍うるさかった。人一倍うるさいけれども、それを自分で守る人ではなかった。
だって自己愛性人格障害者にとって、モラルは人を攻撃するための武器であり同時に、自分はお前のために言ってるんだぞ!これが世間の常識だぞ!という盾でしかない。
根性がない、常識がない、だからすぐ短絡的にどうしようもない解決方法しか出せないんだ、
離婚、離婚と騒いで家族を崩壊させようとしているのはお前だぞ。
という文章だけみると、
確かに離婚離婚と騒いでいるほうが根性なしで常識なしだという感じがする。
こういう一部分だけ切り取れば、確かに自己愛性人格障害者のいうことを「おかしなことを言うやつだ」なんて印象をもつ人はいないと思う。
けれど、それは家庭を守ろうとしている人間が言うなら、な話。
たとえば、暴力を振るう人だったら?子供をコントロールしようとしたり罪悪感を植え付けるのが習慣になっているとしたら?
たとえばこどものイベントにまったく顔を出さない(プライドが邪魔して出せない)人だったら?
自分中心に物事を考える力しかなくて、生活費も払わず、
ただただ寄生虫みたいな生活しかできない人だったら?しかもいくら指摘しても逆キレするだけだったら?優しくしてもつけあがるだけだったら?
そういう人間が、「離婚離婚と短絡的だ。
家族を崩壊させるのは許せない、非道だ」と豪語していたら?
おかしいのはどちらか、一目瞭然。
ただ非道なだけじゃない。
その非道さを全然、理解せずにモラルモラルといい放つ、その精神が非道ということ。