自己愛性人格障害者の友人関係は
広くて浅い。
深い関係になれないわけではないけれど、
深い関係になればなるほど恋人関係や婚姻関係と
おんなじで、相手との境界線が曖昧になる。
曖昧になるということは、相手に対する期待が
大きくなって(自分の思い通りに動かしたくなって)、
けど相手は自己愛性人格障害者のために生きているわけでも
相手の都合に合わせるためだけの存在でもないから、
脱価値化が起こって、
自己愛性人格障害者にとっては「あいつに裏切られた!最悪だ!」
という形になって関係が壊れる。
つまり、関係を深くしようとすればするほど、
関係が壊れやすくなる。
だから結果的に、浅い友人関係しか残らない。
うちのモラ夫の場合は、友人の悪口しか聞いたことない。
家族関係から、就いている仕事まで批判してマウントをとろうとする。
しかも、その友人もやっとできた二人しかいない。
たまに「こいつらは俺の親友だ」という言葉とともに
動画を見せたりしていたのだけど、
いつのものかもわからないような動画に
しかも自己愛性人格障害者自身は映ってもいない、
本当のものかどうかもよくわからないようなもの。
モラ夫は、たまに
「自分には友人なんかいないからな」とポロっと言っていた。
こういう、事実をそのまま捉えたような発言をぽろっとすることも
あるんだけど、
大概が理想の自分。
友人みんなに好かれて、バカばかりやって、
楽しんでいた自分というものをひたすら語っていた。
仕事関係の人からは良く尊敬されていると口にして、
ひたすら自慢する。
二人の友人からイジられるとキレる。ものすごい扱いにくい
人間だったろうな、と思う。