自己愛性人格障害者が
人間不信なのは間違いない。間違いないけれども、
相手を理想化している段階では極端に褒めちぎり、
自分(が思い通りにしたい思想)にとって大事な人間だ!
素晴らしい、非の打ちどころがない!
とホイホイ信じてしまう傾向もある。
自分に都合のいい意見は取り入れて、「ほら、この人も
こう言っている」とお世辞だろうがなんだろうが
すっかり信じ込む。そういうちょっと変なところもある。
ただ大抵、社会に対して恨みを持っていて、
自分以外の人間は全然気が回らない。配慮ができない。
大したアイデアを持っていない。人のアイデアを盗もうとする。
信用できない。というような姿勢。
「お前だけは信用しているんだぞ。よろしく頼むよ」と
モラ夫に一度言われたことがある。
私はそんな言葉に舞い上がったりしていたのだけど、
そういう自分も他人との区別をつけられて、
愛されてる!なんて勘違いしたかったのかもしれない。
実際、この言葉は愛しているのサインじゃなくて
「信用しているんだから、信用を失わないように
ちゃんとこちらの言う通りにするんだぞ」
というサインでしかなかったのじゃないかなーと
今となっては思う。
特に、友達になり始めとかは
あいつはこうでこうでこういうやつで・・・とか
楽しそうにしゃべったりするんだけど、
たった数回会っただけでどんどん相手の悪口が
増えていったりその家族にまで話が及んだりとか。
最初は反動形成で、たいして好きでもない人にも
「この人はすごいなあ!」と思ってもいないようなおべっかを
使うような感じがする。それも2、3回会えば慣れてくるのか
どんどん横柄な態度になっていくんだけども。
自己愛性人格障害者と過ごしていると
そういう話が増えてきて、かなり面倒くさいことになるので、
自分の世界がそういう悪口ばかりに支配されないように、
外界との世界(笑)もちゃんと保つようにしていた。
とにかく仕事の時にたくさん他人と話をすること、
「これが普通の世界」と他人との接点を楽しむようにすることが
自分の世界を保つ唯一の方法だったから。