本気で話が通じない

たとえば被害者が、

「あなたと別れたい」と自己愛性人格障害者に言ったら

どうなるか?という話から始まるけれど、

大概が「いや、自分は別れたくないんだよ?」と言うか

「別れてもいいけど、まずはこうしよう」と条件を提示してくるか、

「いや、またその話?」と開き治るかのどれかに

当てはまる・・・と思う。


「自分は別れたくないんだよ?」と言っている時点で、

すでに自己愛性人格障害者は相手の「別れたい」という感情を

理解していないのがありありとわかる。

自分の感情にすり替えて話している。

「別れてもいいけど、まずはこうしよう」とかって提案をする

場合でも、その提案は本当はどうでもよくて、

ただただ別れたくないだけ。だからその提案が

どう考えても無理なものを提示してきたりする。

「あなたのお父さんお母さんと、うちのお父さんお母さん、

両方にあなたから説明して、みんな何も言わずに同意してくれたら

それでいいよ!」

とか。


またその話?と言い返す場合も、そもそも聞く耳を持とうとしていない。

「まあ、そうだよね。しょうがないよね・・・」と

すべて納得して受け入れるような自己愛性人格障害者は

ゼッタイ一人もいない。


ここまではよくある話でもあるんだけど、

モラ夫の場合は

「全然別れてもいいんだけど、とりあえずまず話し合いたいんだよね。

直接」とか言うパターンがあった。

「何を話し合うの?」と尋ねると「今後のこと」と。

「今後のことって、今後は別れてそれぞれ別の人生のはずだから、

今後のことって何?」ともう一度訪ねると、

「いやまあそうなんだけど、いろいろ取り決めておくことも

あるだろ」と。

そのうち、話の内容が「キミがもし連絡をまた取りたくなったりしたら・・・」

「別れて完全に何もなかったみたいな薄情なことはできないし」

という話になったり、なぜか私とまだ暮らし続ける前提の

話になったりする。

そう、「別れる」なんてことを認めていない、認めたくない場合に

こういう症状が出てくる。


別れ話というのは自己愛性人格障害者の中で

全然認めていないことだから、

「うん、認めるよ!」なんてフリをしていても

話が全然通じないことで、「ああ、この人は別れる気がないんだな」

「別れないようにコントロールしようとしているんだな」

ということがわかる。

自己愛性人格障害者が話が通じないときっていうのは、

何か押し通したいことがあるとき。

被害者の話を想像上でもふくらましたくないとき、

認めたくないとき。

で、同じことの繰り返し。

「キミが連絡を取りたくなったら・・・」「いや、取りたくなることは

ないし取らなくて大丈夫」

「いや、いつでも協力するから・・・」「いや、協力してもらわなくて大丈夫」

「自分も、見放すようなことをしたくないから・・・」

「いや、だから、見放すもなにも、別れるんだから他人になるんです」

「他人になんて薄情なことはできないから、いつでもなんでも言ってきてね」

「・・・」

こんなループ。

「フラれた」なんて事実も認識できないから、「別れたい」と言っても

なぜか「見放すなんてできない」と

上から目線での発言になるし、なんなのこの人??なんで

こんなに話が通じないの?別れたい、あなたが嫌いって

言っているのに。と、被害者は思う。

自己愛性人格障害者にしてみたら、「ターゲットを支配下から

逃がすなんてことはしてたまるものか」

「大丈夫、逃げるなんて心でも認められない」という一心で

とりあえず別れたいだとか嫌われているとかいう話は

真実としては受け止めないだけ。